修論提出おめでとう、ということで、自分にプレゼントしたのは、若木信吾さんの写真集。タイトルの「Free for All」とは、「全部タダで」「すべての人に自由を」「すべて自由に」という複数の意味に取れるそう。
内容は、男友達を撮ったもので、・・・うーん、あとは何て言えばいいか分からないので割愛。若木さんの写真だなあっていうような、パキッとした表層の奥に暖かい時間が流れるような、そんな写真で構成された写真集です。
若木信吾さんは、好きな写真家の一人です。高校生の頃、知り合いに勧められてパルコギャラリーで見た「Takuji」が忘れられない。中田島砂丘の夜明けは、若木さんの写真の色だった。これは、大学1年のときの思い出。
他に好きな写真家は、鈴木親さん、小山泰介さん、石川直樹さんなど。なぜか日本人の男性が多い。ティルマンスやブレッソンも好きだけど、自分にとって皮膚で共感できるのは、日本人作家の写真だな、と思う。
黙って、相手をまなざして、ほほえんでいる。愛しい人を包み込むような視線で捉えられた写真が好きだ。男の人だからこそ、撮れる世界。な、気がする。「ただ、そこに、ある。それでいい。それがいい。」という態度は、男の人特有のものなんじゃないかな、と。同じような写真でも、女の人によるものだと、それを「発表する」時点で、何か写真とは別の要素が入り込んでくる気がします。「写真が目的」と、「写真は手段」の違い。
私は男の人的な写真が撮りたい。ジェンダーが、とか、痛みが、とか、いらないな。

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